夫名義の持ち家・・・財産分与どうすれば？
離婚で1番揉めるのが、財産分与などお金の問題・・・。
①財産分与チェックすべき注意点
②「持ち家」財産分与の注意点
③「持ち家」財産分与の後悔しない方法
「持ち家の財産分与」について、知らないと数百万円も後悔するケースも・・・
そうならないために、ぜひ当記事を最後まで読んでもらえれば幸いです。
財産分与における基礎知識
そもそも財産分与とは、離婚する際に、夫婦が協力して築き上げた財産を分け合うこと。
財産分与になるものとしては、「結婚している間」に増えたお金や家、車、貯金などが対象（共有財産）。
なので、結婚する前からあなたが持っていた財産や、結婚している間に相続したり、贈与されたりした財産（特有財産）は、財産分与の対象外なので注意！
結婚前に買った家や、親から貰った家やお金は、財産分与の対象にはなりません
財産分与の割合は？
原則は、夫婦半分ずつで平等に。ただし、夫婦の合意や裁判所の判断によって変わることもあり。
離婚時の財産分与は、その後の生活に大きく影響するため、慎重に進める必要があります。
財産分与のチェックすべき注意点とは
財産の把握と価値をチェック
➡︎預金通帳、保険証書、不動産登記簿謄本、源泉徴収票などを確認し、徹底的に財産を洗い出すことが重要。
アドバイザー
隠し財産に注意！が必要です。離婚成立後に、新たな財産が発覚しても、原則として追加の財産分与を請求することは困難です。
離婚前にしっかりと財産を調査することが重要なんだね。
➡︎財産価値の総額を把握: 不動産や有価証券など、時価が変動する財産は、離婚時の適正な評価額を把握することが大事。特に自宅の価値は大きいので注意が必要。
財産分与の請求期限
➡︎離婚成立から2年以内。財産分与請求には、離婚が成立した日から2年という除斥期間が定められています。
アドバイザー
この期間を過ぎると、原則として請求できなくなるため注意が必要！
税金が発生するもの
➡︎原則非課税: 財産分与として金銭や不動産を取得した場合、原則として所得税や贈与税はかかりません。
アドバイザー
不動産をもらう側には、不動産取得税や登録免許税がかかる場合があります。
離婚協議書の作成
➡︎合意内容の明確化: 財産分与について夫婦間で合意した内容は、必ず書面に残しましょう。強制執行力を持たせるために、公正証書の作成を検討することも有効です。
夫名義の家に住み続けるなぜ良くない？
妻（ローンの名義人ではない）がそのまま住み続ける場合は注意が必要！
ローンの名義人が夫のみの場合、
アドバイザー
「ローンの支払いだけを約束して一緒に住まない」は銀行の規約違反になる可能性ありです。
銀行は、「夫婦で住む」「夫婦で協力してローンの返済をする」ことが前提で融資をしているケースが多い
最悪の場合、残りのローン額を一括返済の可能性あり。
また支払いが相手任せになると、返済が滞る可能性もあり。別れた相手が払い続けてくれる保証もありません。
どうしても住み続けたい場合は、ローンの支払いを妻に変更する必要があります。
その場合は、金融機関に対して新たに自分がローン審査に通らなければなりません。
「夫名義持ち家」財産分与どう分ける？
つまり、上記注意事項を気をつけると選択肢は、
売却するのか？夫が住み続けるのか？
の２択です。
この時の注意点としては、たとえ一方の名義であっても持ち家は、財産分与の対象になります。ローンを払っている払っていないも関係ないんです。
原則として夫婦の共有財産として扱われるため、夫婦半分ずつで平等に分けます。
但し、下記ケースは財産分与が認められませんので、注意が必要！
❌婚姻中に片方が親から相続した不動産
❌離婚前だが別居後に取得した不動産
❌結婚する以前からから所有していた不動産
自宅の価値は
相手任せにしない？
それでは具体的に公平に1/2ずつ分ける方法を紹介します。
持ち家を売却して、出た利益を分ける他の財産を譲って一方が持ち家に住み続ける
＼どちらにせよ大事なのは／
家の価値について、相手任せにせず自分でしっかり知っておくことが大事！
財産分与で最も金額が大きいのが家。
実際、相手任せにして財産分与で大損して後悔するケースも多いみたいなんです。
最低限、家の現在の価値が残っているローンより多いのか少ないのか？を把握しておくことをオススメ。
家の価値がローン残債より高い状態を、
つまり、アンダーローンであれば持ち家を売却すれば、余ったお金を夫婦で公平に分けることが可能。
ローン残債が家の価値より高い状態を、
オーバーローンであれば、持ち家を売却することは金融機関と相談が必要。
オーバーローンの場合、売ってもローンの方が多いので、その場合は持ち家の財産分与は期待できない
このようにどちらかで財産分与の金額にも大きく関係してきますので、ぜひ相手の言いなりになって後悔しないようにしましょう。
でも「家の価値を調べる」のに、何がおすすめなの？
今の時代であれば、家の価値はスマホから無料で簡単に査定依頼をして調べられちゃいます。
査定する際の注意ポイント！
面倒だからといって、「不動産査定を１社にしか依頼しない」は、あまりおすすめしません。
ｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰ
出来るだけ複数の不動産会社に査定を依頼することが大切。
実は不動産会社によって、得意分野がそれぞれ違います。
同じ物件を査定した結果、なんと
ってことも良くあるケース。
「もっと高く売れたのに・・・」と後悔しないようにしましょう。
追伸：持ち家の査定額で後悔したくない方は
現実的に、「複数の不動産会社に査定依頼をするのは面倒・・・」
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「イエウール」
デメリットは？
イエウールは利用者数がNO1で人気なだけに、ネットでの口コミ・評判の数が多いです。
その中にはどうしてもネガティブな内容も・・・。
1番多いのが、「営業電話が多い」です。
良いふうに捉えるならば、不動産売却を成功させるための手厚いサービス。それだけ本気で対応してくれる表れでもあります。
ですが、こちらの意図や状況を汲み取らないしつこすぎ営業は、ただ迷惑なだけ。
対策としては、
提携不動産会社と初回のやり取り時に、連絡方法や頻度について明確に伝えることがオススメ
それでも改善しない場合は、運営元であるイエウールに報告すれば、「クレームの多い悪徳企業は排除してくれるサービス」を利用すれば安心です。
今流行りのAI査定ってどうなの？
最近では、不動産一括査定サイトでAI査定できるところが多くなっていますが、イエウールはAI査定は行っていません。
AI査定は、「手軽さ・不動産会社とやり取りしなくていい」などのメリットがある分、どうしても情報量が少ないため査定精度が低いのがデメリットです。
イエウールは、あくまでリアルな買い手の状況を把握している不動産会社による正確な査定を重要視しています。
だからこそ、不動産査定で後悔したくな人はぜひオススメなサービスです。
不動産売却はタイミング？
実は今、ここ１０年間でみても
不動産の価値は上昇傾向です。
特にマンションの価値は２０１０年と比べて1.5倍の差があります。
但し、今後も上がり続けるか
どうかは？？
上がり続けたものは、いつか下がります。
今後の課題として、
・「人口減少」
・「少子高齢化」
・「宅地急増」
があり、不動産の価値が下がる可能性も・・・
ｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰ
不動産の売却はまさにタイミングが大事です。
「今すぐに売却する気はないけど・・・」という方も、仮に査定額に納得がいかない場合は無理して売らなくてもOK！
まずは持っている家の最高査定額を知ることから始めてみませんか？